天文はかせ幕下

ならはで星鍋

天文部の顧問をやっておる私は、観望会などの各種イベントを行うのは苦手な人間です。役所や警察署に申請出して、周知活動した挙句、当日は雨。なんて大変すぎるんです。自分が楽しみたいだけなんだろと言われれば返す言葉がございません。

でも子供の教育なんかでも、晩酌してYoutube見たりしているくせに「勉強しろ、宿題やれ」何て言うのは説得力のないことで、自分が楽しんで勉強している姿を子に見せるのがいいのじゃないかと思います。

ですので天文普及としても、「めっちゃ楽しんでる俺の背中を見よ!!」というわけです。それでこんな動画を作っています。

楽しそうでしょう? 本当に楽しいのです。皆さんも天体写真、始めて見てはいかがでしょうか?

とかいう顧問も、ぐらすのすち氏の動画


をみて、無性に楢葉に行きたくなってしまった類です。

 

さて、当日の天体写真は失敗だらけでした。「ピンボケ」「jpg保存」「バルブのつもりが15秒露光」など初心者のような失敗を連発してしまったのは、動画撮影に気を取られすぎていたからかもしれません。

とはいえもはや素人ではございません。最低限の結果は残しました

The corn and angelfish nebulae (re-processing ver.)

Date: 2021-1-16
Location: Naraha city, Fukushima
Optics: Sigma 70mm F2.8 DG Macro Art
Camera: Canon EOS 6D(mod)
Exposure: 180s x 63f = 189min (ISO1600)
Processing: Pixinsight, Photoshop

バラ星雲からコーン星雲、エンゼルフィッシュまでを一枚に入れてみました。微光星の多い領域で、今回はPixinsightのEZ StarReductionという星を小さくするスクリプトを利用してみました。詳しくは

をご覧ください。1回の適用では物足りず、かといって2回の適用では星が暗くなりすぎたので、それらの平均を採用して処理しました。いろいろやっていたらいつもと違うカラーバランスになったのですが、結構気に入っています。