天文はかせ序二段(仮)

天文はかせ序二段(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

ベテルギウスを簡単に測光してみる

爆発する前に、測光しておかなければ!顧問はいらぬ焦燥にかられて、庭先でベテルギウスの明るさ測定に挑戦しました。 精度を求めると、どこまでも難しそうな星の測光。今回は、お気楽測定です。rawの保存ができるカメラとパソコン、三脚があれば誰でもでき…

RASA11''でボーデ銀河を再撮影、片ボケ

前置き 昨年末、800mmF4の鏡筒と294MCの組み合わせでM81を撮影していました。 露光時間が40分と短かったにもかかわらず、画像処理の過程で周辺の分子雲がうっすら浮かんできたのが予想外でした。といいますのも、この領域は過去にデジカメで何度も撮影して…

FC-76のレビュー

元旦にファーストライトを行なった、FC-76(レンタル品)の性能を見渡して見ます。 外観を眺めて手に取るだけで、ニヤニヤしてしまう作りの良さがあるなあと、感じます。鏡筒バンドや接眼部が、鋳物で作られているというのがなんとも良いですね。 刻印を見る…

元旦は、神割崎からスタート!

序 「年末年始は、いつでも出撃できるように準備しておくこと。」 顧問は、まだ連絡のあるOBや部員関係諸氏に伝達しておりました。みなさま「了解です」とお返事され楽しい撮影会になりそうだなと楽しみにしておりました。 大晦日の東北地方は荒れた天気に見…

白金台でメガスターを見てきた感想など

成果発表会のついでに、大平貴之さんのメガスターを見ることのできる施設を探していて、白金台にあるプラネタリウムbarを見つけました。ここは夜も営業していて、発表会後の時間帯でも入場できました。 このBARは基本カップル向けに作られていて、座席も二人…

東京大学にて部員が発表しました

年末、部長とSくんの二人を連れて、東京大学の本郷キャンパスに行ってきました。助成金をいただいている、中谷財団の成果発表会にて発表をするためです。 赤門前にて。これで学校の広報には、表題のように 「本校の天文部員が東京大学で成果発表を行いました…

「し」の合作

11月末のもりもりランドでの撮影。一方の機材でNGC891やM82などを撮影しつつ、その隣ではSkyMemoRにEOS6DとSigma 70mm マクロを乗せて、エリダヌス座をほったらかし撮影してました。対象は「し」の形をした超新星残骸「スーパーバブル」です。 当日に撮影…

CMOSのノイズ:まとめと覚書

先日、特にブログ上で告知するとこもなく「宮城星オタクの集い」という勉強会を開催しました。その時の議論に触発されて、CMOS撮影でのノイズのことを考え始めました。以下はお勉強の覚書です: ZWOカメラのグラフの読み解き まづはじめにASI294MCを例にとっ…

pixinsightを導入するかな

人から影響を受けることは、上達とって常に大事なことかもしれません。最近、観望をご一緒する友人が使っているのを真似て、また新しい画像処理ソフトに手を出してしまいました。Pixinsight(PI)という欧州のソフトです。 詳しい解説をしてくださっている蒼…

M81,予想以上にモクモクした

先日のもりもりランドにて撮影していたM81は,露光時間が40分と短めだったのにも関わらず,思っていたより写りました。 date: Nov. 30th, 2019location: Katsurao vill. Fukushima Japanoptics: Takahashi e-200(800mm, F4), Heuib II filtercamera: ZWO ASI…

もりもりランドにて、トラブル乗り越えNGC891

面白いことは ただ面白さだけで そこにあるのではなく、 悲しみや苦しみとともに そこにある。 とは、作家でパンク歌手の町田康氏の言。良い言葉であるよなあ、と思います。そうして今回の遠征は、楽しみと共に様々な苦しみがありました。書き出しますと 予…

2例目の恒星間天体,ボリゾフ彗星を撮影

2:00 起床2:30 出発3:10 撮影地到着3:40 機材設営完了4:00 対象導入完了・撮影開始4:52 天文薄明開始・撮影終了 ボリゾフ彗星(2I/Borizov)を撮影すべく,顧問が立てましたスケジュールです。学生はテスト週間でお勉強中。一人で撮影…

294MCとHeuib IIでM33銀河を撮影

底なしの黒い水の上に、まっすぐな橋が闇へ消えゆくように架かっています。渡ると、右手に30m四方ほどの目的不明な広場。我々が冬シーズンによく使う、はやま湖の撮影地です。ここでの撮影中に職質された時、警察官の話によれば自殺の目的で訪れる人も多…

地元紙に天文部の活動が掲載されました

宮城県では、仙台市以南の市町村を「仙南地域」とよんでおります。そこを中心に発行されている地域情報誌「なうてぃ」に、本校の天文部の活動のようすが掲載されましたので、恥ずかしながらご紹介いたします。 著作権的な問題がはっきりしないので、記事自体…

Sigma fp 天体ファーストライト! & レビュー

目次: はじめに 撮影前夜(準備編) タイマーレリーズが存在しない(2019年11月現在) 液晶画面は露光中Offにならない仕様 長時間露光は5分まで EF to Lマウントのアダプタは特に問題なし 三脚への固定 ファーストライト! けっこう写るぞHα! 高感度耐性 …

満月期の工作

今後、イプシロン200にもフィルターを入れられるようにしたい。そこでTリングと補正レンズの間のアダプタ の内側にM48のネジを切りました。 こんな形でフィルターを入れられるように。 ねじ切りは学校の旋盤をつかって。でもあまり上手くいかず、締め込み…

ぎょしゃ座、IC405とIC410周辺

11月の新月期の撮影は、本命の対象が何かしら失敗つづきで、サブのほったらかしがある程度形になるという結果が続いてます。最後に画像処理を終えたのが、ぎょしゃ座の周辺を135mmと6Dで撮影したこの対象です date: Nov. 1th, 2019location: Kamiwari-sak…

ASI294MC-pro:ポカミス顛末報告とか、正しい処理フローのまとめなど。

前口上 今年の夏から天文部に導入したASI294MC-pro。これまで主に使っていたcanonデジからの移行に手こずり続けております。 とくにフラット補正が成功せずにいました。これについては、2か月ほどまえにホワイトバランスとの関係を疑っていて、その打開策も…

奇妙な関係、あるいは雲の通過時はオートガイドをOFFにせよ

奇妙な関係 なにか趣味を始めると、その周辺で新しい友人ができます。さらに最近、顧問は代表的なSNSの一つであるTwitterを開始したこともあって、少し奇妙な友人が増えております。 先日の神割埼での撮影でも、埼玉からいらしていた方とお会いしました。そ…

上弦の月のモザイク撮影

昨日,部長のヒヨリくんやその他みんなで,月のモザイク撮影に挑戦しました。最近,お誘い合わせで入部(?)したショウタロウくんが望遠鏡を操作。MeadeのLX200 F10の鏡筒にF6.3のレデューサーを取り付けると,ASI174MMでもった3x1コマモザイクで月が入り…

ヒアデス、プレアデス、カリフォルニア

先月の27日にRASA11で撮影していたM31は、Lフィルターの入れ忘れなどあって、いまいちな結果。その横でほったらかし撮影していたおうし座付近の画像も、終始うす雲に邪魔されていて、その結果にはあまり期待していませんでした。 三連休に、ちまちまと画像処…

学園祭の夜に遠征観測

月末の土日は本校の学園祭でした。天文部でも、片隅にブースを確保してささやかな展示を行っておりました。そちらは特に盛り上がりもなく終了。 片付けの終わった後、顧問は撮影に行ってきました。部員は誘っても誰もついてこなかったというのは、きっと学祭…

学内電視観望会を行いました。

前置き 今年度から,中谷財団の助成を受けて地域で電視観望を行うプロジェクトを進めておりますが,最近は天候がすごぶる悪く,計画するたびに台風やら雨やらで中止に追い込まれておりました。 先日までで,合計2回の観望会が中止になり,来月の3日に計画し…

月のさつえい

先日の夕刻,部長のヒヨリくん達と学校の屋上に上って土星を撮影してみましたら,あまりに大気の状態がふ悪くてピントが合わせられない。仕方がないので,対象を月に切り替えました。 Rのフィルターを通してモノクロ撮影したクレーター「コペルニクス」の周…

台風一過のIC1805 & IC1848

10月4日、金曜日。 台風から変わった温帯低気圧が、夕刻に東北南部を通過していきました。日没後は「西高東低」の気圧配置が発生して、太平洋側は晴れの予報。 とはいえ、台風です。 普通だったらお家でおとなしくしているのが常識人というもの。しかし私…

最近のメディア情報(名取天文台関連)

今年度から、我々の天文部から分離・独立をはかった「名取天文台」。 上部にもtwitterのリンクを貼ってますが、ちょっと紹介しておきますね。まず、今月号の星ナビにて、先日のプラネタリウム展示会の様子が2ページで紹介されています。これは「天文リフレ…

土星のカラー撮影

バーダープラネタリウム製、31.7mmのLRGBフィルターと、ZWOのフィルターホイールを手に入れまして、ようやくモノクロカメラによる惑星のカラー合成ができる体制が整いました。昨年度の部費で、ASI174MMを導入して以来、一年越しです。 いまの時期、日没後に…

夜空の明るさ調査

上の環境省の取り組みに協力して、先日、名取市周辺の明るさ調査をしました。 もともと夏の観測期間が8月21日〜9月3日までだったのが、あいにくその時期は天候が悪かったせいか、追加観察期間が9月20日から10月3日までとなっています。撮影条件は…

11"RASAの星像とフラット補正、あとRASAの雑感

撮影計画は不発 昨日の火曜日の夜、かなりの確率で晴れそうであると見込んで、4年生部員7名を連れてやくらいガーデンへ行ってきました。来月末の学園祭のための写真撮影が目的です。かのーぷす氏とそーなのかー氏も合流し、平日の楽しい観測会になる予定でし…

カラーCMOSのフラット補正とホワイトバランス

2019/11/11追記:以下の記述は不正確な部分があります。フラット補正後の周辺のG浮きは、著者のダーク画像の取得ミスが原因だったと思われます。詳細は ASI294MC-pro:ポカミス顛末報告とか、正しい処理フローのまとめなど。 - 天文はかせ序二段(仮) 全体…