天文はかせ序二段(仮)

天文はかせ序二段(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

2018秋合宿 その2

初日の様子は、こちらをご高覧ください。 昼間はひまつぶし さて、秋雨前線は東北地方から南下していき、すっかり秋の空気に入れ替わりました。透明度の高い、綺麗な青空が広がっています。 昼間は、ゆったりと暇つぶしです。昨年度にスズリョウとアベが卒業…

2018秋合宿 その1

序 9月の新月期。日本列島には秋雨前線がへばり付いていました。こんな天気で合宿なぞやる意味があるのか?学校でプラネタリウム作りをしていた方が良いではないかと、一部の部員は思っていたとかいないとか。今年は過去最大の14名+教員2名*1で、2夜連…

新しい250mmレンズ

昨年の冬頃から、nikonの古いサンニッパレンズをつかって撮影を繰り返してきました。 ぎょしゃ座、IC405 - カモメ星雲など - Nikkor 300mm F2.8 ED と M16わし星雲 - 8月、網状星雲 - 焦点距離300mmとAPS-Cの組み合わせは使いやすくて、まだまだ撮影した…

Xenotarレンズで天体写真

以前、「ぷくぷくのブログ」にて という記事を読みました。曰く、Xenotar型と呼ばれる構成を持つレンズが、安価な割に星の撮影には良いとのことです。もっとも力を発揮するのが100mm前後。 例えばNikkor 85mm F2はXenotar型です。これは、ヤフオクに安定的に…

夏場の撮影ではちゃんとダーク減算をしよう、という反省

先日、やくらいガーデンへ出かけて行って撮影した網状星雲の画像処理にて、バックグラウンドの強い色ノイズと輝度ノイズに悩まされました。気温が高かったのと、露光時間が480秒と我々としては長時間の部類にあったためだと思います。ISO感度はいつもどおり1…

8月、網状星雲

学校は夏休みに入って、ひっそりとしております。そんな週末、県北部のやくらいガーデンの駐車場へ撮影に行ってきました。 最近、撮影の定番となっている蔵王はペルセ群の観望目的の方々で混み合う可能性があったのと、直前のSCWで雲がかかる予報がでていた…

3代目NJP箱(タカハシNJP赤道儀用の箱)

沿革 NJP箱(1代目) そこらに転がっていた廃材を集めて3年前に作製しました。 こんなものでした(右側)。しかしこれはサイズが70cm四方もあってスペースとるために使い勝手が悪く、やがて解体。バーベキューの薪へ消えて行きました。 NJPスタンド(2代…

宮城県も猛暑が続いています。熱い空気は水蒸気量も多いみたいで、夕刻から夜には雲がよく出ます。その雲は、朝になって日が差してくるとすっと消えて、「今日も暑くなりそうだな」といった感の青空。ミンミンゼミも早々に鳴き出す始末です。 3日の夜はよう…

Nikkor 300mm レンズの色収差のこと

前口上 28年前、平成2年。天文部が購入したNikkor 300mm F2.8については、これまで何度か紹介してきました。当時の高級レンズも、最近のデジカメで天体撮影に使用するにあたっては、どうしても強い色収差が目立ってしまいます。それは、写野の中心から放…

蔵王で天の川とNGC7000

天文部の学生たちはテスト週間でお勉強をしており、活動自粛状態です。教員のわたくしは、「こいつで、くたばりやがれ!」などと叫びながら(?)試験問題をサクッと作成し、土曜の夜に蔵王に行ってきました。ご近所の高専OB、Hさんを誘いました。 月没は0時頃…

土星と火星、

この時期、東北だと夜中の1時ころに天の川が南西方向に垂直に立ち上がる。その中で輝く土星と火星を含んだ星景を撮影したいと思っていて、なかなかチャンスがない。 昨夜の金曜日も靄がかかったような天気で、蔵王に行けば上に抜けるかなと思いつつも、リス…

梅雨の晴れ間の観測会 in 白石蔵王スキー場

前置き(読み飛ばし可) 顧問が学生であった頃の同級生に木門(バスケ部)がいた。普通の人間が1時間かかるところを、20分もかからずにパパッと理解してしまう、そういう頭のよい奴であった。そのスマートさゆえの嫌味ったらしいところもあって、例えばテス…

過去画像の再処理してます・・

先日、DeepSkyStackerでスタックする前にraw現像を施したほうが、色が引き出せやすいという記事 raw現像を取り入れた画像処理の流れ - 天文はかせ序二段(仮) を載せまして、当ブログとしては、あれだけブックマークがついたのは初めてのことでした*1。7月…

raw現像を取り入れた画像処理の流れ

新しい画像処理フロー 多少なりに考えるところがありまして、天体写真の画像処理のフローを変更しました。 (入力:デジカメのraw画像のライトフレーム)--> RStacker(フリーソフト)でそれぞれをダーク・フラット処理--> (出力:raw画像) (1.の出力デー…

木星(22日)

先週金曜日の夜。宮城県名取市では透明度の高い空ながら、一等星のアークトゥルスなどもチラチラ瞬いていました。Windytyでは、3000m付近での寒気と暖気の境目がちょうど宮城県あたりに停滞しています。この寒気がもうちょっと北上してくれると、シーイング…

イクラ状の星への対策

Nikkor 300mm F2.8 EDと光害カットフィルター(Astronomik CLS CCD)で撮影すると、星像が「イクラ状に」なる 写真1 は、古いEDレンズの軸上色収差が原因と、「天文リフレクションズ」というサイトを運営されている山口さんからTwitterで助言をいただきまし…

Nikkor 300mm F2.8 ED と M16わし星雲

先日の13日は梅雨の晴れ間に恵まれました。平日でしたし、学生たちは 「レポートの提出があるので」 といふので、今回はコモンひとりで撮影に出かけて来ました。 この時期、日没後に東から昇ってくるいて座周辺の星雲を撮影しようと思いまして、東の空が暗…

バローレンズを導入

倍率が足りないのです ZWOのCMOSカメラ(ASI174MM)に、全部費をつぎ込んでしまったこともあって、ここ最近は、それを使った惑星の撮影を熱心にやっております。 このカメラのセンサーサイズは1/1.2"型と呼ばれるもので、その対角長は13.4mm。LX200と組み合わ…

木星が歳差運動?

昨日(6月7日)撮影していた木星、18分間の短い時間間隔ながら時点の様子がわかるgifアニメを作って見ました。 あれって思ったのは、なんか”味噌すり運動”してますね。そんなバカなとおもってよく見ると、右上にうっすら写っている衛星も一緒に時計回り…

梅雨入り前、最後の木星

2ヶ月くらい前から、このブログの上部メニューに「Twitter」なるリンクが貼られております。そこをクリックしていただくと、我が天文部員たちが移動式プラネタリウムを作成するための資金集めに奔走している様子をご覧頂けます。 「〇〇全国大会優勝!」と…

木星(イカサマカラー)

先日にZWOのCMOSカメラで撮影した木星。我々のレベルとしてはそこそこの解像度で撮影できて「よかったなー」と思ってはいる一方、モノクロ画像の味気なさには少しがっくりしています。 このカメラを買うとき、顧問は部員たちに「部費を全部叩いてCMOSカメラ…

木星を撮影

金曜日の夕方。空の透明度がよくて、気流も穏やかな様子だったので、夜中に惑星撮影の練習をしました。ZWOのモノクロCMOSを手に入れてから、3回目の撮影ですが、前の二回はあまりにも酷いシンチレーションで、画像を仕上げられませんでした。 いわゆる三度…

火星接近への準備など その2

部の道具箱を漁っていたら、こんなのが見つかりました。 フィルターボックスです。どこの製品なのかわかりませんが、なんとなくタカハシっぽい堅牢な作りで、M52くらいのフィルターを挟み込めるようになっています。一面にはM44、もう一面にはM42の雄ねじが…

気流とシーイングの関係

先日のエントリーで、windytyをみて「すごく気流が良さそうだ」と予想していました。その日の夜は、まるでフィリピンあたりの空のように上空10000mくらいまで風が穏やか予想だったのですが、いざ木星の撮影をしてみると、まったくシーイングが良いなん…

今夜は期待できそうです?

5月の不安定な天気がひと段落したのか、好天が続いています。学校に居残って、木星の撮影をします。 21日の今夜、宮城県の上空は、稀に見る良シーイングになりそうです。windityを見て見ましょう: 21日、上空1500m 21日、上空3000m 21日…

火星接近への準備など

週末の本日、新入部員たち近くのスキー場の駐車場へ連れて行って観測会をしたいなと思っていたのですが、悪天候のために中止になりました。次の週末はもう月が大きいし、次の新月期はそろそろ梅雨入りですし、なかなか難しいですね。 火星大接近の観測準備 …

平日に蔵王で撮影

前置き 顧問です。 冒頭から唐突ですが、私が福岡から仙台へ引っ越してきたのは18年前の2000年。東北のことを何も知らず、蔵王のことを「くらおう」、河北新報を「かわきたしんぽう」と読んで、新しい仙台での友人に正されたものでした。 ある夜、逃げ出すよ…

ごほんの紹介

顧問です。 連休は満月でしたし、全般的に天気が不安定でしたね。今週末から来週にかけて、2回くらいは観測をしたいと思っています。蔵王も開通したので、標高の高いところから、射手座周辺を撮影してみたいと思っています。 今日は、本の紹介をいたします…

M106、1年3ヶ月ぶり2回目

4月に入って、新入部員も数人ほど天文部へ入部してきそうです。今月もそろそろ月が大きい時期に入ってきて、観測は難しくなりました。5月の上旬には、白石蔵王スキー場あたりに、部員たちを連れて観望会でもと思っております。 そんな週末、2年生部員のハ…

スカイメモRのカメラ取り付け部の改良

まず下の写真のパーツは、ケンコーのスカイメモRのカメラ固定部分です。 お使いの方は共感してくれるかもしれませんが、以前からカメラを取り外す時に非常に使いづらいなと思っていました。というのも、ローレット加工がしてある部分(ギザギザのところ)の…